Gumroad へのワクワク感と懸念についてつらつら
一昨日ローンチした Gumroad が熱い。
個人クリエーターの少額決済サービスは、有るには有ったけど、売る方や買う方の手続きが猥雑なものばかりで中々決定打が無かった。
しかし、Gumroad は
- 売る方→Paypalアカウント(持っていなければこれは作る必要がある)をTwitterやFacebookのアカウントと紐付けたGumroadアカウントを作り、デジタルデータをアップロードしてSNSやBlog、メルマガ等で購買層が居るであろう場所にGumroadのそのリンクを晒す「だけ」
- 買う方→そのリンクをクリックしてクレジットカードの番号とメールアドレスを入れる「だけ」
もう本当にこれ「だけ」で即座に決済出来るのだ。これはやってみればわかるけど、簡単すぎて笑っちゃうぐらいだマジで(笑)
やってる事は単に「クレカとPaypalの紐付け機能付きのurl短縮サービスアップローダー付き」の一言に尽きるんだけども。でも無かった。盲点。
これは大げさでなく音楽家、絵描き、動画作家、文筆家は元より、アイディア次第で本当に色々な「貨幣のやり取り」の革命だと思う。言ってみれば「投げ銭ワールドワイド」。マジで待ってたんだよねこんなサービス。
なぜ待っていたかというと、大規模に流通する所謂「メジャー」な人達には多分関係無いが、受け手が「数人」「数十人」「数百人」多くても「数千人」を相手にする中小クリエーターにとって、小規模決済の敷居は死活問題だからだ。
何故なら、人数が少なければ少ないほど(そして、小口の作品を多く発表するタイプであればあるほど)一個一個の手数料や、コンテンツの登録から売るまでの「手続き」などの負担や、発表までの「スピード」といったものが大事になるからだ。
手続きが猥雑であったり(自分の人件費も立派なコスト)、中間手数料が多いほどこれらのタイプの人はコンテンツから得られうる報酬や発表するモチベーションが下がる。つまりマイノリティ・シーンが盛り上がらなくなる。例えそれが発表されれば需要があるとしても。
そうすると、小口クリーターがその創造行為だけで色々な事が賄える可能性が狭まる。これは結局誰も幸せにならない。
しかし、Paypalだけでもまだ高かったその敷居が、 Gumroad が破った、と思うのだ。
繰り返すけど、「簡単」「手数料が低い(価格の5%+30Cent)」たったこれだけのシンプルな事で、色々な物事がとても動いていきそうでワクワクしてくる。
まぁ、その他の詳細は色々ブログ等で紹介されているのでそちらを参照してもらうとして、違法配信に利用される懸念が上がっている件について。こちらの議論の深津さんの解釈に僕は近いですね。
まず、僕のスタンスとしては、今回 Gumroad 固有の問題としてはあまり何も見えなくて、例えこのサービスが今まで問題になった Megaupload の様に閉鎖されたとしても、「可能な事」はいずれ誰かが作ってしまうので結局モグラたたきになるので本質的な意味は無い、という事。
ある国が既存の法律をあてはめ、又は法整備をする事によって閉鎖されてきたサイトは数多ある。しかし、手を変え品を変え同様のサービスは結局何処かで産まれるし、逆に閉鎖することによって地下にもぐれば、更に我々の目の届かない所でその筋の人達が云う「泥棒行為」が行われる。典型的なイタチごっこだ。
Youtubeと某中国の違法コンテンツサイトとどっちがその「泥棒行為」をあぶり出し易いか?答えは明らかだろう。
そして、iTunesが普及するにつれMP3違法ダウンロードが減っていったのは何故か?
「本当に欲しいもの」を得る労力が、torrentを漁るよりもiTunesで買うほうがいろいろな意味で「安くつく」からだ。特にNet Nativeではない多数の人達にとって。結局費やす時間や利便性は価格なのだから。あ、別にそれ程欲しくないけど、あったらいいなー位のものはまだtorrentのが安いかも。でも此れは結局torrentが無くなっても買わない人達だから関係ない。
それよりも、例えばこの Gumroad の様に、口座登録と本人確認が原則的に為されている Paypal と紐付けられたサービスであれば、例え違法コピーが行われたとしても捜査の手が入れば脚が付く可能性がかなり高いし、何より「可視化」されやすい。
勿論虚偽のアカウント(銀行口座等では現在かなり難しい)によって所謂違法コンテンツを売って「もらい逃げ」される懸念はゼロでは無いが、その様な懸念はどのような事象にも起こり得るし、それを云ってたら現実の商取引だって農家の無人販売だって起こりうることだ。そこもどうでもいい。
それよりも、例えば Gumroad が内部でキーワード検索を設けたり、Youtubeの様に静止画、動画(Gumroadにアップロードされているものについて)の著作侵害検索を行えるようにするか、それでなければ、第三者がリンク先の見出しのキーワードクローラを行う方がよっぽど発展的に思える。
兎に角僕は、この Gumroad という19歳の天才(やったことはシンプルでも、そこを最初に実現できるのはやはり天才)の作ったシステムに、明日ここで予想もできない何かが起こりそうな予感で、Youtubeやニコニ・コモンズやTwitterが出た時のようにワクワクしてるのですよ。




江戸時代には、飢饉や高い年貢、理不尽な政策などは当然有ったとして、空気はきれいで、一見今よりも貧しい食料事情も、野菜などの栄養含有率は、自然肥料や農薬が無い事によってかなり高かった(つまり同じ量の野菜を食べても数倍の栄養が取れる)らしい。

鳩山首相が窮地だ。母親からの献金問題は、彼の過去の発現を照らせば、辞職も止む無し、ととられても致し方無い。
此処に一人のアマチュア作曲家が居る。僕から見ると、才能は有る。結構有る。良い曲を沢山聴かせてくれたし、年々そのグレードも上がってきているのが手に取るように解る。
但し、僕が此処で述べたいのは人道論では無い。そういう人達が「可哀想だ」という事を語る事も出来るが、今はそれが目的では無い。もっともっと利己的な事だ。

まさに「いきなり」発表された

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